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療育クラス

療育クラスは「表現」を主体としたクラスです

みなさん、ものごごろがついた幼少期を思い起こしてみてください。何らか印象深く心に残った事柄や人、場面、風景が浮かびませんか。単純に凄いなあ、なんかいいな、楽しいなと感じたことが、原体験として大人になった「今」のセレクトや感覚・表現に影響していることが多いのではないかと考えています。様々な方法で表される何らかの表現の中の「快」に、実は小さな頃に出会ってこられたのではないでしょうか。風景・景色・絵画・書・映像・音・歌・踊り・香り・味・「人」、それぞれご自身の「快」との出会いから、落ち着く、和む、休まる、やる気になる、高揚するといった状態に繋がるのだと思います。

そして、自分の中の「快」の表現を知る・持つことは大人になっても大切です。自分の「快」から行動してみたことで物事や反応、変化がある事に気づき、その人の「表現」が始まります。そこから様々な表現の比較に繋がり、自身の「快」がより明確になる。自分の心地よいものを見つける上での入口を開けるには、幼い頃から様々な表現に触れる機会があることと考えます。

創造と表現で人生を豊かに

子どもは口に出しては言わないけれど、大人が思う以上に実に物事をよく観て感じています。

また、周囲の大人の表現が将来の価値観に結びついていくのだとも考えます。今は、家族以外の大人と関わるきっかけが、作りにくい時代のように思います。子どもたちにこんな表し方(現し方)もあるよと指導でなく見せて、対等に付き合ってくれ自分の思いが伝わる術にしてくれる。大人だけどなんか面白いなあの人、楽しいな、そういう大人と出逢うきっかけを作りたいと考えました。

いわゆる、サードプレイス(自宅・職場・学校でもない第三の居場所)を小さな頃に体験して持つことで、将来においても、その人の人生を豊かにしていけたら・・・療育だけが発達支援ではないのに・・・発達支援って子どもだけでなく先にも続いて行くものなのに・・・。

表現というとアート=造形絵画という概念がまだ日本では多数派です。が、海外のアート=社会構造や生活の中に即した表現としてアーティストは社会的な影響力と政治について発言力を持ち得ています。一定の価値観や正解枠がある世界でしか評価されない居場所ばかりでは、生き辛い人を増やすだけ、創造と表現は人だから出来ること。

自分なりの表現を大切に

そんな私たちの思いと考えに共鳴して力を貸して下さる熱意と覚悟のある表現者が集まって下さいました。

事業所という枠を超えた「表現」を知る・見る・聞く・体験するを療育に取り込みます。

ハウツーや相対評価ではないので、すぐに成果、結果は見えないかも知れません。ですが、様々な表現を知ることで他を知り、経験しお子さんが自身で「快の表現創造」として選択していってくれるものだと考えます。将来一人で地域で、自分が持つ「表現」があることで、豊かに心地よく生活していくきっかけの種蒔きになる!と信じ理解して下さる表現者と融合した表現療育をはじめます。